今話題の『ハッカー』と呼ばれる人は『ハッカーではない』

Fluorescent servitude
Creative Commons License photo credit: Michael C. Rael

最近、ソニーの個人情報を奪ったり、ホームページの内容を書き換えたりして、悪事を働いている集団のことを、ハッカー集団としてメディアは一斉に取り上げているが、そもそも「ハッカー」とはなんなのかを簡単に説明したいと思います。

・ハッカー(英語表記:hacker)
ハッカーとは、コンピューター技術に通じる人々の総称。主に、プログラミングなどの行う、プログラマーといわれる人々がハッカーといいます。
ハッカーが居なければ、OSの開発を行うこともできないですし、普段僕らが何気なく使っているインターネットというものも、ハッカーの人たちによって開発が進められています。ですので、ニュースでよく取り上げられている「ハッカー」というのは、そもそも「ハッカー」ではありません。

いつの間にか、世間では、ネットワーク侵入技術が高く、他人のネットワークに侵入する人たちをハッカーと呼ぶようになりましたが、実際のところは、プログラミング技術が高い人たちをハッカーと呼びます。

では、ニュースでよく見かける「ハッカー」は、いったい何なんでしょうか。

ニュースでよく見かけるハッカー集団とかは、ハッカーではなく「アタッカー」や「クラッカー」というのが正式なものです。
なぜ、ニュースで「ハッカー集団」と呼ぶようになったのかは未だにわかりませんが、本来は「アタッカー」「クラッカー」というものに該当します。

・アタッカー(英語表記:attacker)
アタッカーとは、アクセス制限がかけられているサイトやネットワークに不正目的に侵入を行ったり、DoS攻撃と呼ばれるネットワーク攻撃を行う人々の総称です。
要するに、ネットワークへの不正侵入や、サーバーへの攻撃を行って、サーバーへのアクセスを出来なくしたりしてしまう人たちのことをアタッカーと言います。ただ、この人たちは、ネットワークへの不正アクセスが目的であり、情報の流失や改ざんが目的ではありません。

では、ニュースでよく見る、情報流失や、情報改ざんなどはどのような人たちの手に行われているのか。それが、これからご紹介する「クラッカー」と呼ばれる人たちです。

・クラッカー(英語表記:cracker)
クラッカーとは、アクセス制限がかけられているサイトやネットワークへの不正侵入を行い、ネットワーク上の情報を改ざん、破壊する人々の総称です

今回、ソニーなどが被害を受けた、情報流失などの事件に関しては、このクラッカーと呼ばれる人たちの仕業により行われました。ニュースでは、このような人たちを「ハッカー」と呼ぶようになりましたが、ハッカーはプログラミングなどの技術が高く精通している人たちの総称ですので、ハッカーになりたいと言っている人や、ハッカーを売りに仕事をしている人を見かけた場合、勘違いをしないように注意してください。また、勘違いのまま、ハッカーになりたい。と言ってる人には、貴方はクラッカーになりたいんじゃないの?と聞いてみてはいかがでしょうか。ただし、どんな反応が返ってくるかは自己責任でお願いしますが。(笑)

今回のまとめ。
ハッカーは、プログラムやシステムを作る人。
アタッカーは、ネットワークへの不正侵入や、混乱を楽しむ人。
クラッカーは、プログラムやシステムを壊す人。

テレビでは、ときどき正しくないことを真面目に伝えていることがあります。これは、嘘をついている。ではなく、一般人に一番わかりやすい伝え方をしているのではないかと思いますが、その事により、関係ない人が迷惑を受けている場合があります。実際に、プログラムを作る人=ハッカーは、迷惑だと思います。プログラムを作って、世のため、人のために日々努力をしているのに、ニュースで発信される誤解により、一瞬で悪人扱いされる可能性がありますから。ですので、これからは、クラッカーと呼ぶようにしましょう。

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